History

Clover Recordsは1995年に手作業でのダビングによるカセット・テープのリリースからスタートした、インディペンデント・レーベルです。

屋号 CLOVER RECORDS
設立 1995年(平成7年)1月1日
資本金 0円
代表者 マコロン
従業員 3名
取引先 ダイキサウンド
連絡先 macaroon@clover-records.com

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history

平成七年 1995年 サイトウ(無職)により始動。初タイトル「Feelie Pop!」(コンピカセット)をリリース。ダブルデッキを購入し、一度に2本のテープをダビングすることに成功。半地下時代。
平成八年 1996年 初ライブイベント「Exhibition 1」を開催。アメリカより訪日したSonorama Recordsのダン氏が「Exhibition 3」を観たことによりKactusとPeatmosの7inchをリリース。サイトウ就職。MTRが壊れ、VS-880を購入。
平成九年 1997年 パソコンを購入。デジタル化と国際化の波が到来。Sonorama RecordsよりコンピCD「Pop Jingu Volume1」をリリース。黒白のタビネコ、マコロンあらわる。社長に就任。ライブイベント「Clover Chat!」開催。
平成十年 1998年 PervencheとSmiley、フランス・ツアーへ。初7inch、800 cherries「dizzy dizzy dizzy」、初オリジナルCD、「Romantico」をリリース。Shinkansen Recordingsの作品をライセンスリリース。マコロン通信発行。
平成十一年 1999年 第一次ネコシステム導入。
マコロンの友ネコ、クーサスによりCloverのアメリカ盤CDをリリース。月刊フリーペーパー「ダイアル・マコロン」発行。
平成十二年 2000年 Smiley、オーストラリア・ツアーへ。
これを機にオーストラリアのインディーバンド達との交流が始まる。タビネコmeetsコアラ時代到来。
コンピCD「Pop Jingu Volume2」をリリース。
オフィシャル・ウェブ・サイト開設。
平成十三年 2001年 オーストラリアよりThe Lucksmithsを迎えて日本横断ツアーを決行。東京、名古屋、京都、広島、福岡をまわる。キャッシングによる自転車操業。経営破綻の危機。
平成十四年 2002年 第二次ネコシステム導入。ライブイベント「Sound Test」開催。コンピCD「Pop Jingu Volume3」をリリース。
サイトウおしゃれ計画実行。経営破綻の危機。
平成十五年 2003年 オーストラリアよりCannanes来日。日本横断ツアーを行う。
Smiley、突然のソロ活動宣言。武蔵野地方に衝撃が走る。経営破綻の危機。
平成十六年 2004年 ウェブ・サイトをリニューアル。
Poussin*イギリスへ旅立つ。
新宿Journal Standard 3Fカフェにて「Jugo Nagisa meets Clover Records」開催。
経営破綻の危機。
平成十七年 2005年 姉妹レーベルMartian Mode始動。
マコロン社長、レーベル10周年を機にネコ道修行の為、旅にでる。足袋猫から旅猫へ…?

saito's eye

Clover recordsは1995年に手作業でのダビングによるカセットテープのリリースからスタートしたインディペンデント・レーベルです。当初はポストパンク・ニューウェーブ等から影響を受けた身近なバンド達の作品をリリースするのを目的に活動を開始しました。UKやUSのインディペンデント・レーベルのように『好きな音楽を自分達で作り、好きな人達に聴いてもらう』、こんな気持ちが活動の原点にあったと思います。リリースする作品の音楽性もギターバンドからトイ・ポップにローファイ、ノイズ、スカム…となんでもアリ!そのような作品達をお金をかけずスピーディーに、誰の指図も制約も受けずリリースするのに、ダビングからレーベルのコピーまでを自分達の手でできるカセット・テープというメディアは最適でした。

それからしばらくして、米国のレーベル『SONORAMA RECORDS』から日本のインディー・ギター・バンドを集めたコンピレーションCD『POP JINGU Vol.1』をリリースすることになり、その企画・監修へ参加させてもらうことになりました。日本国内でもごく一部のリスナーにしか知られていないバンド達を米国のレーベルからリリースする…。そんな突拍子も無いアイディアを思いつき即実行する行動力や、それをサポートするインディー・シーンの懐の広さ。そんな、いろいろな事に助けられて実現できた企画でした。その後、そのCDの内容が日本国内レコード店のバイヤーさん達の支持を得て紹介された結果、 Clover recordsから日本盤をリリースすることになります。それがきっかけでCDや7 inchをリリースするレーベルへと変化を遂げ今に至ります。

カセット時代に比べるとよりポップなレーベルカラーにシフトしましたが、ポップ・ミュージックの斬新さや遊び心を忘れずに、そしてインディペンデント(=『独立心』)にコダワリ続け、国内・国外を問わず、ジャンルにも捕らわれず、ハンドメイドな質感が漂う作品をリリースしています。アーチスト達のちょっとしたアイディア、伝えたい思い、そんな目には見えないけれどきっとそこにある大切なものを皆様にお届けできれば幸いです。

Clover recordsでは、サウンドそのものへのコダワリはもちろんのこと、モノとしてのCD・ビニール盤への愛情も大切な要素として考えています。音楽がデジタルファイルとして手軽に扱えるようになった今だからこそ、「持っていたい!」と思って頂けるようなアイテムをリリースし続けていきます。CD・ビニール盤だけでなく、ポストカード、ポスター、ステッカー、Tシャツなどのアイテムも製作しています。