仄灯
Chiaki Nishimori
- 2007/10/13
- extra
Distribution
にじんでしみこむ ぬくもりを奏でる。
約3年ぶりとなる西森千明の2作目は、自主レーベルno colorからのリリース。途切れ目なくたおやかに続く時間の感覚と、心地よい余白を大事にする、西森千明のスタイルを端的に表した作品。記憶のかけらを呼び覚ますような仄かで深いぬくもり、やさしい灯り。11分越えの長編1曲のみを収録。
- 仄灯
Total: approx.11mins
ピアノと歌だけで照らし出される仄かな灯り。その後ろでずっと鳴りつづけている虫の声。関西を中心に活動するシンガー・ソングライター、西森千明の自宅で録音されたという本作は、ある夏の一日の空気を、完璧に閉じこめている。蝉が一斉に鳴き止んだ時のように、フッと儚げに終わってします、全11分、ワン・トラックのみのアルバム。それは長すぎず、短すぎず、心地よく流れていく。どんなに毎日がせわしなくても、この曲を聴けるだけの時間は無くしたくないと、そんな風に思う。（Cookie Scene 2008.1 清水拓也）