circuit
Daffodil-19
- 2003/3/26
- extra
時代、そして国境を越えたサウンドはマイペースな活動の賜物
自らの音楽経験と現在進行形の瞬間を捉えたサウンドが自然に融合し魅力となっている3rdアルバム。バンドの理想としてのひとつの答えがここにある。Corneliusのツアー・メンバーとしても活躍していたPateこと大橋伸行との共同プロデュース。ジャケットはオリジナル特殊パッケージ。歌詞カード付き。
- sleepyhead
- crimson star
- re-creation
- memory circuit
- stick boy
- marcus#5
- somnambulistic ray
- larkspur blue
- honey blue
- launderette
- i don’t believe in happy endings
- vermilion sands
Total: approx.40mins
元Venus Peterの石田真人や、キセルやWorld Standardなどのサポート・メンバーとして活躍する大倉葉子が在籍するバンド、Daffodil-19。1994年の結成以来、2枚のアルバムをリリースしてきた彼らが、いよいよ新作「circuit」をリリースする。サウンドの方はというと、1980年代のポスト・パンク~ニューウェーブ色を強く持ったもので、コーラス多用のギター・サウンドなんかはまさに80’s。決して歌い上げないクールな女性ボーカルも当時のUKインディー・バンドをほうふつさせて◎だ。同レーベル・ファン必携のアイテム。 (Sound & Recording Magazine 2003.04)
Glasgowの生んだ偉大なるアーキテクト、C. R. Mackintoshを彷彿させる凛とした水仙のジャケが眼を惹くDaffodil-19のNew Albumが手元に届きました。1998年発売の前作“Daffodilic”より、およそ57ヶ月ぶり、待望の新作。活動はあくまで自分たちのペースを崩さず、年に多くても2回のライブと数枚のコンピレーションアルバムへの参加のみだけど、今回の記憶回路は半導体の進化の速度を表す「ムーアの法則」によれば前作の8倍の集積度。果たしてこのバンドの不完全な良心回路も進化を遂げ、より完全なものになったのだろうか? 社会が吹き鳴らすギルの笛に抵抗しつつ、時間をかけ何者にも媚びず妥協しないで作られたこの12の記憶回路を、遠い昔、海に行くつもりじゃなかった人も、これから海に行く人にも聴いてもらいたいです。道端に咲く水仙の生命力と美しさに敬礼。 (hdht! Tos